『アルプスの少女ハイジ』の素晴らしき人生論

レビュー

 

目次

今日はアニメのレビューです!!

演出:高畑勲
場面設定&画面構成:宮崎駿
の、壮大な長編アニメーション『アルプスの少女ハイジ』
一度は見た事あるかもしれませんが、意外と映画版だけしか見た事ないなんて人も多いのでは?!
そんな方は是非是非機会がありましたら、テレビ版を見て下さい😂✨内容の詰まった長編大作、全52話です!
映画版だと、全くもって削られ過ぎててダメなんです!!本当に!!

巨匠高畑勲先生が亡くなられて、私の中で1つの時代が終わってしまったような虚無感の中、また原点とも言えるこの作品を見る機会に恵まれ、とても感慨深く、また、改めて心打たれました。

この作品、ハイジの純朴さや自然の美しさを描いてる作品、というイメージかもしれませんが、それだけでは決してなくて、ひとまとめにちょいと雑に言ってしまえば、人生の素晴らしさを描いてます(笑)!!

人は1人では生きていけないということ
誰かを想う気持ちが生み出す力
生命力、自然力、生きる為の原動力
自然の厳しさ

昔から変わらない、当たり前に言われるような事だけど、実は忘れてしまっていたとても大切な事を

ハイジが
アルムのおじいさんが
ペーターが
クララが
ペーターのおばあさんが
クララのお医者さんが
クララのおばあさんが

教えてくれます。
選びきれないけど、名シーンを自分なりに抜粋⬇️✨

心に残った名言&シーン

 

①「何も見えないと優しい言葉を聞くのが嬉しいものなんだよ」

(目の見えないペーターのおばあさんを可哀想に思って泣くハイジに言った、おばあさんの一言。どんな環境でも、自分次第で幸せに感じられますよね😊✨)

②「雨の日はしんみりものを考えるのにもってこいの日だ。人間にはそんな日も必要なんだ。」

(おじいさんのハイジへの言葉。休息がいかに大切かを改めて思い知らされました😭)

③チーズ作りを任せてもらったハイジ。でも他の事に気を取られて火にかけたチーズから離れてしまい、焦がしてしまった。ハイジが帰ってきたら、おじいさんは黙って焦げた鍋を掃除していて、ハイジの事は怒らなかった。「おじいさんが悪かったんだよ。」と言って。
その後1人でもみの木の前で泣くハイジ。

④「ハイジ、この世の中にはどうにもならない事がいっぱいある。だがそれに負けてしまっては暮らしてはいけないんだよ。」

(おじいさんのハイジへのセリフ。
決して甘くはない厳しい自然の掟。きちんと目を背けずに向き合った描写が多いです)

⑤「薬はたくさん飲んだからって効く訳じゃないんだ。体を治す 本当の力というのはね、その人の体の中にあるんだよ。お薬はただその 手助けをするだけなのさ。お薬だけじゃなくてね、ご飯もおなかいっぱい 食べなくちゃいけない。そのためには体を動かしたり、お日さまの光に 当たることが大切なんだ。」(お医者さん)
「お日さまに当たること?」(ハイジ)
「そうさ。ハイジだって雨の日や曇りの日より、お天気の方がずっと 気持ちがいいだろう。お日さまはね、生き物の体の中に眠っている力を 呼び起こす大切な働きがあるのさ。草や木も、お日さまの光のおかげで 花を咲かせたり、実をつけたりするんだよ。」(お医者さん)

(クララのお医者様のセリフ、ただただ素晴らしいです!)

⑥クララが生まれて初めて、自分がどれだけ周りの人に助けられて生きてきたのかという事を知り、涙を流すシーン

(ペーターがフラフラになりながらクララをおぶって山を登り花畑に連れて行ってくれる。子供だけで初めて行動した事によって、今まで大人の力を借りるのが当然のように生きてきたお金持ちのクララが、やっと気付けた感情なんです☺️✨)

まだまだ数え切れないほどの名台詞、名シーンだらけです😭✨✨✨時には笑えて時には泣けて、時には胸が締め付けられて。
一見ハイジの成長物語のようにも感じるけど、それだけじゃないんです‼️

人生において大切な事は、実はとてもシンプルで、色々な事が複雑になっている現代社会において、そのシンプルな部分がどんどん忘れられている気がしてます。
だからこそ、特に、現代の子供達に見てほしいアニメだなと感じます!

私自身、日々目まぐるしく心身共に疲れ果てていたりすることも多いですが、なんとか時間を作ってこの作品を観て、本当に良かったと心から思ってます😂✨
とにかく癒され、気付かされました!!

またまた熱苦しく語ってしまいましたが、、改めて断言させてもらいます!
私はとても熱苦しい人間です!😂
そしてそんな熱苦しい人間がインスタで濃厚なカップルイラストを描いて、愛について熱く語ってます(笑)

そんな私の絵にいつも沢山のイイネやコメントをくださり、本当にありがとうございます‼️この場を借りて、改めて感謝致します😊✨✨

最後に、高畑勲先生、こんなにも素晴らしい名作を世に残してくださり、本当にありがとうございました。

 

 

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