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超えていくものたち 第二部『その光が導く未来のかたち』(※ラブコスメタイアップ作品)

官能作品

超えていくものたち 第二部

『その光が導く未来のかたち』

 

人はみんな人生のゴールをどこかに決めたがる。

時にはそれが好きな人との両想いだったり

時にはそれが仕事の成功だったり

時にはそれが結婚だったり。

そしてそのゴールに達すれば

自分は幸せになれるのだと勘違いする。

 

あの日。

初めて心からお互いを欲し、抱き合えたあの夜。

ようやく俺はゴールに達したのだと思った。

それは映画やドラマで言うハッピーエンドというやつだ。

物語ならそこで終わり、あとは幸せな未来を視聴者に委ねて幕を閉じる。

その後こんなことになってしまう未来なんて、想像するわけもなく。

 

 

「沙紀を預かるから、たまには2人で一泊の温泉旅行でも楽しんできなさいよ」

 

母がそう言って旅行券を2枚そっと渡してくれたのは、梓とどこかギクシャクしていたのを感じ取ったからかもしれない。母親というのはそういう時、妙に勘が鋭い。

 

一人娘の沙紀はもう小学3年生。梓と結婚して10年が経っていた。

結婚して暫くはまだまだ恋人の延長で、誰が見ても仲の良いカップルだったと思う。

変わっていったのは子供が生まれてからだ。梓は日に日に「女」から「母親」になっていった。

 

母との確執が強かった梓は、妊娠した瞬間から絶対に自分は母親のようにはならないと決意し、必死に「良い母親」になろうとしていた。娘の前で理想的な母親である為には、「女」である自分を殺さないといけなかったのかもしれない。

俺はそんな梓の気持ちに最初は寄り添っていたけど、触れることをだんだん拒まれるようになると、どこか心に隙間ができていき、寂しさを埋める為に仕事に没頭するようになった。俺たちの間には、物理的にも心理的にも少しずつ距離が空いていった。

 

最後にセックスをしたのは……5年前だ。あれも、子供のことを考えてしまう梓はどこか気が乗らなくて、結果的にはやっつけ仕事のようなセックスになってしまった。

あの頃のようには戻れない……もう無理なのか、遅いのか。そう思っていた矢先に、この旅行の話。何か見えない力が働き出して、これが最後のチャンスなのだと言われてる気がした。

 

梓は最初戸惑ったけど、2人で行く旅行を承諾してくれた。

梓と2人だけ。一体何年ぶりだろう。驚くほど胸が高鳴った。

 

 

その日は絶好の旅行日和だった。温泉街を並んで歩きながら、隣にいる梓の手をそっと握りしめると、梓は手を握り返してきた。お互いに照れてしまい言葉を発することはなかったけど、明らかに2人の間の空気が変わっていくのを感じていた。

 

お風呂上がりの無防備な浴衣姿の梓は、普段の生活の中では感じ取れない大人の色気があった。頬を赤らめ、今から始まることに対する期待と、わずかな不安が入り混じった表情をしていた。

俺は、梓の頬にそっと手を添えた。そのまま耳たぶを優しく摘まみ、そっと指先を首筋に滑らせていく。梓はピクリと身体を揺らし、ほんの少しだけ吐息を漏らした。

 

「梓、緊張してる?」

「ん……ふふっ、なんか変な感じだよ。私達、もう何年も一緒にいるのにね。まるで付き合った頃みたいな気持ち」

「それって、良い意味?」

「うん、もちろん……隆、私……必死に良い母親になろうとしていたけど、その反面、全然良い妻じゃなかったよね」

「そんなことないよ。梓は本当によくやってくれてる。家のことも沙紀のことも……いつもすごく感謝してるよ」

「ううん、それは女として隆を満足させてあげられないから、それを許されたくて頑張ってただけ。私、ずるかった。怖かったの。女になってしまうことが……」

「梓、気持ちは分かるよ。でもさ、今日は俺だけの、俺一人だけの梓になってくれないかな?俺はずっと、梓を抱きたかった……」

 

想いが溢れて泣きそうになり、それを振り切るように梓を強く抱きしめた。梓は同じくらい強く抱き返した。そして、どちらからともなく唇を重ねた。ゆっくり舌を半開きの口内に差し込む。抵抗は、ない。梓はまだ少し消極的ながらもその舌を絡め取り、じっくりと自分の舌で包み込むようにして俺を味わい始めた。上唇を舐めて、下唇を噛む。角度を変えて、何度もキスを繰り返す。お互いの呼吸が徐々に乱れてきて、更なる快楽への欲求が高まってくる。

俺はそっと浴衣の合わせに手を差し込み、下着に覆われていないやわらかな乳房を手のひらで包んだ。そのままゆっくりと揉みほぐし、中心部分の乳首をつまんだ。儚げな甘い声が梓の喉から漏れる。呼吸が荒い。梓……感じてくれてるのか。

 

下半身の浴衣の合わせから太ももに手を滑らせていくと、梓の身体にほんの少しだけ力が入った。構わずに愛撫を続けていると、梓は吐息を漏らしながら少し照れたような、でも不安を隠し切れない口調でポツリと言った。

 

 

「久しぶりだから……ちゃんと濡れるかな」

「ふっ……そう思ったから、ちょっと裏技使おうかと」

 

なるべくおちゃらけた口調で言いつつ、近くに置いておいた小さなボトルのフタを開けて、中の液体を指に出した。梓はそれを見て、ハッと何かを思い出したような顔をした。

俺は黙って下着を脱がせ、梓の火照ったその場所にそっと指先を下ろしていく。外側を優しく撫でて、最後に中心部分の固くなったクリトリスを撫でる。何度も優しく、根気よく。すると、みるみるうちに梓の中からトロリとした液体が溢れてきた。

 

「なんか熱い……これ、この感覚、覚えてる……すごい、気持ちいい……」

 

梓は身体を左右によじりながら、何度も喘いだ。顔を真っ赤にして、本能を剥き出しにしていくその姿に、心が大きく揺さぶられる。俺は抑え切れずに、一気に梓の中に入った。

 

「ああっ……!!」

 

梓が叫んだ。ずっと梓を欲しがっていた俺のものは、ギュウっと締め付けられて悦びに打ちひしがれ、どんどん力がみなぎっていく。俺は無我夢中で腰を動かし、梓の中をこじ開けていく。ずっと空きっぱなしだった隙間を全て埋め尽くすように、強く、激しく、梓を抱いた。

 

梓は泣いていた。泣きながら俺にしがみついた。背中に爪を立てた。溢れ出る感情を隠さなかった。俺は梓の耳元で何度も「愛してる」と言った。何度言っても足りなかった。最後は掠れた声になって、嗚咽に変わった。その言葉を受け継ぐように、梓は何度も俺に言った。

 

「隆、隆……愛してる、愛してるよ」

 

ずっとお互い言葉にしていなかった想い。

想いが強く重なり、しっかりと結びついていく。

絡むことのなかった2本の細い糸が、導かれ紡がれて、1本の糸になっていく。

 

俺は梓とずっと生きていく。これからもずっと、一緒に生きていきたい……

ほとばしるその想いは強い決意であり、切実な願いだった。

 

 

俺たちは一つのゴールを迎えた。

でも物語のハッピーエンドはここじゃない。

いつだって毎日は今日の繰り返しに過ぎず、

死ぬまで、何がハッピーエンドだったかなんて分かりやしないんだ。

だから俺はただ一つ、毎日全力で大切な人を愛そうと心に誓った。

自分の意志でこの物語をハッピーエンドに導くために。

 

to be continued

 


 

※前作はこちら↓

超えていくものたち 第一部『愛の呪縛と光』

今回の物語はあれから10年後、夫婦になった梓と隆のセックスレスを乗り越えていくお話でした。先日、LC公式LINE@にて限定公開されたものですが、ご好評につき一般公開されることになりました!!(予想以上に反響あったみたいです涙)

 

妊娠出産を機にセックスレスになってしまう夫婦は本当に多いと聞きます。(私も経験有!)そのままお互い、その関係に納得してずっとしなくなる場合もあれば、なんとかしたいと思って改めて夫婦がその問題にしっかり向き合う場合もある。

どちらが正解という事はないのですが、もしどちらか一人でもまた相手と繋がりたい、と強く感じるのであれば、現状を乗り越えていくためにアクションを起こすことは、きっと必要なことですよね。そういう方の背中を、少しでも押せたらなあと思って書いた物語でした。

 

この物語が、(悩んでいる誰かの)最初の一歩を踏み出せるキッカケになりますように……

 

 

そして!!ここからはお知らせです!!

LCさんとのコラボ第三弾として、今回の物語の更に続編が3月25日(木)に公開されることが決まりました!!!結果的に3部作という超大作となってしまいました(笑)次の作品のテーマは「初めて同士のセックス」なんです。実は初めて同士って書いたことなくて、結構リクエストが多かったので、これを機に書く事ができて本当に嬉しいです♪

しかも三部も男性視点です!!要するに!!!童貞君の赤裸々な本音を書いてます!!!

女性はもちろん、まだ経験のない男性にも是非読んで頂きたいと強く思ってます!!今回過去最高の長文なので、読むのに時間かかるかもしれませんが、8割が官能シーンなので、官能好きさんなら飽きずに読み切れると信じてます(笑)性描写多いので、今回もしっかり覚悟してから読んでください。

 

物語全貌はブログとLC特設サイトのみの公開になりますが、イラストはInstagramでも公開しますね♪楽しみに待っててくださいね!!!

 

ラブデンマ

膣トレ

ミライカラーズ

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